「トリコディアデマ・ブルボスム」(姫紅小松)（Trichodiadema bulbosum）は、南アフリカ原産のツルナ科（Aizoaceae）に属する塊根植物です。地中に塊状の根を持ち、地上部には多肉質の小さな葉を密につける姿が特徴。葉先には白い繊毛が冠のように広がり、陽光を浴びるとキラリと輝く美しさを見せます。可愛らしさの中に荒野を生き抜く強さを秘めた、魅力あふれるコーデックスです。

【特徴・魅力】

地中にしっかりとした塊根を形成し、時間とともに力強いフォルムへと成長します。
葉先の白い毛状突起（トリコーム）が光を受けて輝き、株全体に繊細な表情を与えます。
春には小さなデイジーのような花を咲かせ、緑とピンクのコントラストが美しく映えます。
塊根植物としての造形美と、多肉植物の可憐さを併せ持つ、独特の存在感が魅力です。

【育て方のポイント】

　• 日当たり：年間を通して日当たりの良い場所を好みます。風通しのよい環境で管理しましょう。

　• 水やり：成長期（春〜秋）は用土が乾いてからたっぷりと。休眠期（冬）は水を控え、やや乾かし気味にします。

　• 温度管理：耐寒性はおおよそ5℃前後。寒い時期は室内の明るい場所で保護してください。

　• 用土：排水性の高い多肉植物・塊根植物向けの用土を使用します。根腐れ防止のため、通気性の良い鉢がおすすめです。