ホリダス再入荷!
今回のホリダスは
- 15 cm級大株:存在感・インパクト抜群。塊根部/根張りがしっかりしており、植替え後も安定成長が期待できます。
- 6 cm/5.5 cm級:葉が詰まっており、若いながらも株姿が整っているため、成長・観賞ともに楽しめる良好な個体です。
今回入荷のホリダス3株は、塊根植物コレクションに加えるには非常に魅力的な株です。厳選した入荷をいたしました!
ご不明点・個別の株情報(塊根のサイズ/鉢の深さ)などございましたら、どうぞお気軽にお問い合せください。改めて、入荷株の詳細画像もご用意可能です。
自生地情報
Encephalartos horridus(エンセファラルトス・ホリダス)は、南アフリカ・東ケープ州(Eastern Cape Province)のごく限られた地域、特に Port Elizabeth・Uitenhage 周辺の乾燥した低木群落、岩稜・傾斜地に自生しています。
- 年降水量はおおよそ 250 ~ 650 mm と乾燥傾向。
- 高温・乾燥気味の環境で、夏季には最高気温 40 ℃前後となることもあります。
- 自生地の土壌は「浅い石質土壌」「開けた岩盤の傾斜地」「キュリー(Karoo)低木群落」などが多く、排水性・乾燥耐性が高い環境が基本です。
- 葉は若いうちは銀‐青灰色を呈し、光量・乾燥度合いによって色味が変化することもあります。
- 自然下では開けた強光を好み、陰になりすぎると葉色・形状が変わることも。
このように、「乾燥気味・強光・良排水」の環境を生き抜いてきた種であるため、栽培時にもそれらの条件を意識することが、健全な株作りにつながります。
育て方ガイド:エンセファラルトス・ホリダス
1. 鉢・用土・植え替え
- 根が深く張るタイプが多いため、**鉢深め(深鉢)**を推奨します。浅鉢でも入る個体もありますが、基本的には深さを確保した方が安心です。
- 用土は「水はけが極めて良いもの」を選びます。自生地同様、HACHI-8用土ならバッチリです。
- 植え替え・鉢上げは、根が回って鉢から出そうな時、また土が劣化している時に行います。
2. 光量・位置
- 日当たり抜群の場所が理想です。自生地では開けた岩場で強光を浴びて育っており、栽培下でも光が不足すると葉色が乏しくなったり、徒長気味になることがあります。
- 室内栽培や鉢内管理の場合、可能であれば南向きの窓辺や屋外高照度下に設置を。育成ライトも強めにあててください。湿潤になり過ぎる環境(梅雨・台風時期など)は避け、雨が直接当たらない場所が望ましいです。
3. 水やり・湿度
- 過湿が最大の天敵。自生地条件を踏まえ、「やや乾燥気味に管理」するのがコツです。根が長く張るため、鉢内上部がある程度乾いてから次の水やりを行うと良いでしょう。
- しっかり水を吸わせても、鉢の水はけ・受け皿に溜まらない環境を確保してください。
4. 温度・耐寒・管理
- 自生地は霜が少ない地域ですが、栽培下では「軽い霜・低温」に耐える個体もあります。とはいえ、極端な低温(氷点下長期)は避けるべきです。
- 日本(四季あり・冬寒い地域)では、鉢栽培・雨除け・冬季の屋内退避など対策を講じることで安心して管理できます。
5. 施肥・成長促進
- 成長はゆっくりですが、健全な葉展開・塊根肥大には定期的な施肥も有効です。特に「ナトリウム・微量要素(マグネシウム・鉄など)」を含む肥料が好まれます。
- 液肥は成長期に薄く定期的に与えます。
6. 鉢管理・植え替え時期
- 鉢内が根でいっぱいになってきたら植え替えのサインです。塊根植物なので、根を傷めすぎないよう、旧鉢からそっと出して根をチェックし、傷んだ部分を除いて新しい用土へ。
7. 病害虫・注意点
- 過湿による根腐れが最も危険です。鉢底の排水口を確保し、受け皿に溜まった水は早めに捨てましょう。
- 葉先・根元に変色(黄変・枯れ)が見られたら、過湿・通気不良・肥料過多などが原因となることがありますので、状況を早めに確認しましょう。
